3.Deep forest
くもりガラスの向こう 小指で撫でて
帰り行くあの人に ため息ひとつ
好きな人がいるのに どうして今夜
空しく揺れるこの窓 悲しいメロディ
眠れない森を漂う きれいなシャボン 憂鬱なシャボン
目の前の指にすがってしまうの
眠るのがこわい アナタの夢 見てしまったら
この風に溶けてしまいそうだから
通りすがりの雨に 小さな街は
まだ来ぬ恋の季節に 躍り始める
遠く汽笛がなれば あの人の声
この窓を開けたなら やさしいメロディ
眠れない森を漂う ごまかされた 淡い夢は
近づくほどにやさしく揺れている
変わらないでいて そばにいたら そばにいれば
それだけで生きれる気がしたのかな
好きな人が来るから この街が好き
寂しげに笑ってよ 眠れた日には
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